JR九州のクルーズトレイン『ななつ星』が、いよいよ今年の10月から運転がはじまりますね。
あまりに豪華すぎるその内容に「誰が乗れるの?」と言う声も上がっている『ななつ星』ですが、ターゲットはアジアの富裕層なんだそうです。なかなか庶民には手が出せないその豪華な列車の旅ですが『ソロモン流』をはじめ早くも多くのメディアに取り上げられています。
そこで今回は、そんな気になる寝台列車『ななつ星』の料金やコースや予約方法について調べてみました。
クルーズトレイン『ななつ星』って?
寝台列車『ななつ星』はJR九州が運行する列車で、2013年の10月15日から運行開始予定で総工費およそ30億円の観光用寝台列車です。
内装は“和”をテーマに木やファブリック、外装には古代漆をふんだんに使った和洋・新旧融合のジャパニーズモダンな寝台列車、列車に使われている窓は外の景色が良く見えるよう大きな窓が設置されていて、九州の大自然や星空を楽しむことができ、ラウンジでは心地良いピアノの生演奏も堪能出来ます。
列車は全部で7両編成で、ダイニングカーが1両、ラウンジカーが1両、そして寝台車が5両で、全部で14部屋あり、12室のスイートルームと2室のDXスイートルームで構成されています。
ダイニングカーでは四季折々の旬の食材使用した料理が楽しめ、ラウンジにはゆっくりくつろげるソファーとバーが併設されていて、至福のひと時を過ごせるそうです。
ななつ星のコースは?
コースは現在のところ1泊2日と3泊4日の2種類のコースがあります。
・1泊2日コース(車中泊)
九州北部(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分)の5県を巡るコース
1日目は異国情緒あふれる長崎を散策、2日目は阿蘇の大自然や湯布院の街並みを堪能出来ます。
・3泊4日コース(車中泊・2日目は霧島温泉郷)
九州を周遊(福岡・大分・宮崎・鹿児島・熊本)の5県を巡るコース
湯布院の散策や阿蘇の大自然、宮崎の「鬼の洗濯岩」や鹿児島の「霧島神社」「桜島」などを堪能、2日目は霧島温泉郷での宿泊になる。
九州に在住の方にはそれほど魅力的ではないかもしれませんが、海外のセレブにとっては「湯布院」や「阿蘇」や「宮崎」などの「美しい日本」が堪能でき、魅力的に感じるんじゃないでしょうか?
ななつ星の料金は?
気になる料金なんですが、下記のようになっています。
列車の発着駅は博多駅で、申し込みは中学生以上に限定だそうです。
詳しくは公式HPでどうぞ ⇒ ななつ星公式HP
ななつ星の予約方法は?
『ななつ星』の予約に関してなんですが、JR九州では年4回に分けて予約期間を設けていて、申し込みが多数の場合は抽選で決めています。(予約はJR九州のHP「上記」か、ツアーデスクから出来ます。)
現在のところ第三期(平成26年4月~6月出発分)までの予約はすでに完売していて、次回、第四期(平成26年7月~9月出発分)の予約は平成26年の1月上旬から開始されるそうです。
とても人気のツアーなのでなかなか予約が難しいのが現状ですが、キャンセル待ちや各大手旅行会社のツアーなどからの申し込みが出来るかもしれないので、公式HPの『旅行会社企画の旅行商品』などをチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
ちなみに第三期の倍率は9.0倍だったそうです。
日本では列車の旅にお金をかけるイメージはないですが、カナダのVIA鉄道など海外ではこのクラスの列車は数多く存在するので、日本にいながらこのような旅を満喫できるのは海外へ出向くよりも安上がりなんじゃないでしょうか?
また九州の大自然は海外にも引けをとらないので、ご夫婦やカップルでの「世界の車窓から」のようなのんびりした旅を楽しんでみるのも、ありなんじゃないかな?と思います。